鼻出血症
- 誘因・原因
- 鼻をいじる、鼻をかむ、くしゃみなどの刺激や乾燥、アレルギー性鼻炎などの炎症による鼻粘膜の傷害が全体の約80%です。
腫瘍・外傷・高血圧・血液疾患など原因となる疾患がある場合もあります。 - 病態
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全体の7~8割がキーゼルバッハ部位(鼻腔前下方の鼻中隔粘膜)からの出血です。この部分は血管の吻合が豊富なうえに粘膜が薄く、しかも指先が届くため刺激を受けやすいので鼻出血の誘因がそろっています。
- 検査・診断
- 出血時間や止血の仕方、出血量、既往歴、内服薬を確認します。
ファイバースコープなどを用いて、出血部位の確認をします。 - 治療
- 出血の程度、部位により電気凝固やガーゼによる圧迫止血を行います。
アレルギー性鼻炎を認める場合は治療を行います。